1. |
空よりも青く
03:09
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「空よりも青く」
雲は分厚く 影は色濃く
木陰が優しく
雲は分厚く 影は色濃く
木陰が優しく
ああ君よ 空よりも青く
くらくらとアスファルトに焦がれる
蜃気楼のゆらめきの向こうにある
秘密基地にいる束の間の自由人
まるで世界の中心
ケセラセラのせせらぎに身を委ね
からからの喉を潤わせるソーダ水
のらくらと暮らす
探られる腹もない奴らの
ストリートファンタジー
過ちも後悔も渡さないなんて
欲張りな俺たちの風立ちぬ
形なき価値を見る鎌鼬の瞳よ
マンマミーア
箍も枷も羽目も外し
はしゃぎ過ぎて蕩けてるアイスクリーム
花火のように美しくは散れずに
眠りへとタイムスリップ
目が覚めるとベッドにいない君
探されるのはもっと後でいい
リズミカルな唇に意味はなくていい
月見る君ドリーミング
目が覚めるとベッドにいない君
探されるのはもっと後でいい
リズミカルな唇に意味はなくていい
月見る君ドリーミング
雲は分厚く 影は色濃く 木陰が優しく
ああ君よ 空よりも青く
雲は分厚く 影は色濃く 木陰が優しく
ああ君よ 空よりも青く
生きるのが下手
だが大人びた 体で頭の中はまだ
子供のままのような所があった
うたた寝してた 赤くほっぺたに
跡がついた 笑われた
モタモタとしてたくて
駄々を捏ねた贅沢なる怠惰
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2. |
Beacon
03:46
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「Beacon」
消えた星の光が見えるみたいに
君といたい
雨が降り 風が吹き 種落ち
花咲き 光となる
燃えさかり 空に触れ 君に溶け
微笑み ふわりと舞う
いつの間にこんなに遠い所へ
来ていたんだろう 不意に
始まりもまるで昨日のことのように
感じたんだよ 不思議
岩を削る川の流れ 海へ出ずるは
誰の為 過ぎし月日
物の哀れ いや それはそこにあるだけ?
皆を乗せて星よ回れ
次に会えるその時まで
この体でいられるかわからねえが頼んだぜ
元いたところへ戻ることもなく
俺たちを置き去りにしたとしても物語は続く
過去は既になく 未来は未だなく
今だけがそこにある
雨粒と雨粒の間よりも短く
死ぬことも知らず この地に降り立ち
気づいた時には涙を流した
命が織り成す音楽みたいな
心のありかは今もここにある
明日なんてわからないから
まだ大丈夫さ だから行こう
飛行機のように 彦星のように
火の鳥のように 広い空をひとっ飛び
これから僕らどこに行き
何をしよう 好きなように生き
死ねばいい ここは風の通り道
だけど同時に脳裏によぎる大切を
灯火や方位磁針とし
今日を生きる 向こう岸には程遠い
雨が降り 風が吹き 種落ち
花咲き 光となる
燃えさかり 空に触れ 君に溶け
微笑み ふわりと舞う
消えた星の光が見えるみたいに
君といたい
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3. |
Bloom Rain
04:21
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「Bloom Rain」
人混みに紛れられぬダイアモンド
みたいな物を精製し 研磨
不可逆の変化と喧嘩するこの命
果てるまで
屍が転がるこの場所
亡霊は足を引き摺る 「超えてくれるな」
「ごめん 悪い 閻魔には追い返された
行く所もねぇんだ」
柔らかい所曝け出して生きてる
変わらないものを求めて手にして
離さないよもう なのに壊して
まだ探してる
雨ざらしだよ傘はない
蜘蛛の糸は絡まり 空回り
自らを嘲笑いながら立ち上がる
正気の沙汰じゃない
思い出が綺麗でも再生させてないで
泣いてないで おいでよBloom Rain
せめて足掻いてもがいて
未来で腹痛い程 笑いてぇ
満月のミラーボールの下で踊る
あなたしか知らない本当の名前を
呼んで抱き締めていて
Bloom Rain
満月のミラーボールの下で踊る
あなたしか知らない本当の名前を
呼んで抱き締めていて
Bloom Rain
必ず同じ所で立ち止まる
逆らえそんなとこで何を待つ?
Bloom Rain
俺はどうせその他大勢
などと言うな少年 真正面から
信じれるかどうかこそ
魔法で作用点
魅せてやろうぜその可能性
名誉などくれてやる
敗北も受けて立つ
プライドも捨てて
まず全てやる
抜け目なく付け狙う
暗闇すら連れてダンス
拗ねてぐれてるな 触れて
また消えた夢で会う
あなたが微笑んでるから
進めてるんだと許せるんだよ
夢でなく
キャラじゃない
ただ生身の我が身
裸足の私
名無しの魂
仕方ないキリはないで
終わらない
しがらみ切り離し
道はないが行きなさいな
良いか悪いかよりも
不確かな明日しかない
しがないがしかし少しでも
確かな死に価する
小さな実をつける Bloom Rain
満月のミラーボールの下で踊る
あなたしか知らない本当の名前を
呼んで抱き締めていて
Bloom Rain
満月のミラーボールの下で踊る
あなたしか知らない本当の名前を呼んで
抱き締めていて
Bloom Rain
必ず同じ所で立ち止まる
逆らえそんなとこで
何を待つ?
Bloom Rain
小さな実をつける
Bloom Rain
降りしきり 咲き誇る
Bloom Rain
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4. |
優しくして feat.DJ SHUN
04:36
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「優しくして」
優しくして優しくして優しくして uh
真白な桃に包まれた闇の中に
引きずり込まれるように
熱き血潮は行き着く先を知る
鳥たちが飛び方を知るように
オートマティック 大人びることもない
知識もなく事足りる
どこだってきっと打てば響く
愛で撫で 爪弾けば迸る
歪ませたいのさ
その表情をもっともっと
喉を通る 唾とベルトの音と
どうしようもない程の鼓動と
盗み出された一つになるキュリアス
犯人は目の前にいる
罪なるグルーヴを生み出す
高まれば壊してまた作り出す
フリージャズ
奏でるバイオリン
女神のように闇夜に舞い降りる
そのメロディーを掴み取りたいんだ
何より今を逃さないように
耳元で息を呑む君の声を
聴かせておくれ
揺さぶって かき乱して
運命を貫いてくれ
神様のセックスフレンド
E=mc2 生身の体に持つ
エネルギー量 92の元素の
世界の不思議の一つを一緒に見よう
ゼロからトップ アクセルを踏み続け
空気の壁を破り 突き進め
分厚い雲を掻き分けて
この星の青さを確かめて
瞬間移動や遊覧飛行のフライトへ uh
繋ぎ止めた鎖を捨てた唸り声 uh
リズムアンドブルースからロッケンロール ハウス クラシック テクノ ポップ
同じ速さでもリズムやメロディ
二回目と三回目の向こう
ブレイクダンスからヒップホップ
コンテンポラリーにポップ ロック
どう踊るのかは描いてない
思い尽きるまでの幻想をもっと
海は凪ぎ 魚になりたかった
堕落した天使たちの吹き溜まりを
月明かりが照らした
悔いはない 焦げついた粘膜は
風を感じていたいと願った
熱帯夜
夢でまた出会った
優しくして
優しくして
優しくして
uh
怒らないで
嘆かないで
皮肉らないで 叩かないで
騒がないで
サンドバッグやATM
アンドロイドや
肉の塊でもない
優しくして 笑いかけて
話をして 触ってみて
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5. |
Morse Code
04:12
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「Morse Code」
ここには何もない いや 何もないがある
それは教わることのできないもので
何もないがある そのことを知らないと
街は少しずつ色を失くして行く
何もない がある
何もない はある
何もない を 失くさないようにしないと
目に映る全てに値札の付いた
バカになっちゃうよ
ツーツーツーツー
ツーツーツーツー
ツートンツートン
トンツー
ツートンツーツートン
ツーツー
縛り付けるどころか
いつまでもほったらかしにして
今までどこに行ってたんだよ?
でもこうしてまた会えたから
それでいい
むしろそれがいいのかも
君には自由の匂いがする
思い通りに動くこともないだろうし
動いてくれるとも思ってないんだろう?
でももし困ったことがあったら
言ってくれよ
できることなんて
たかが知れてるんだから
少しくらいの迷惑は
かけてくれていいんだ
ツーツーツーツー
ツーツーツーツー
ツートンツートン
トンツー
ツートンツーツートン
ツーツー
川沿いを歩いていると
時々 黄色いポールが立っているの
わかる?
そこから先には行かないようにって
でもある夜
ふとその先に行ってみたことがあるの
雨でも降れば
河の一部にでもなってしまいそうな
ぬかるみを行くと
音楽が聞こえてくるの
明かりが見えてくるの
そうして近づいてみると
鬼たちがお祭りをしていたの
歌ったり踊ったり
ご飯を食べたり お酒を飲んだり
角が生えているだけで
人間と何も変わらないの
むしろ人間よりも
優しくて楽しそうだった
ちょっと音が大き過ぎたから
遠目に見たり 近づいてみたりしながら
朝日が登るまで一緒に遊んでいたの
朝になると 不思議と角は
見えなくなって
みんなどこかへ消えて行ったの
あの鬼たちはどこへ行ったのかな
ひょっとしたら
今日すれ違った人たちの中にも
鬼がいたかもしれないな
ツーツーツーツー
ツーツーツーツー
ツートンツートン
トンツー
ツートンツーツートン
ツーツー
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6. |
Criminal Spirituals
04:47
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「Criminal Spirituals」
Shh Shh
Criminal Spirituals
戦争のない国ではしゃぎ過ぎて
黙らされた子供たちの敵討ち
誰もが幸せになれる社会主義はなかった
不透明な先行きと変わらぬ
暮らし向きでも饒舌な語り口の
飼い主に相槌
成り行き任せ 這いずり回り
心までも叩き売り
遮二無二遣り繰りでも毎月 背水
まとわりついたしがらみにかきむしる
髪の毛
錆び付いたナイフに気づかない振りは
もうタイムリミット
ハイスピードでハイブリッドな
毒林檎売りが
この星を乗り回す操縦士さ
アルミ燃ゆる火は 見てられない
夏の猛吹雪か
死亡遊戯か 鳥獣戯画 どう言う意味か
要するにまあ 切り捨てられた
少数以下同文みたい
いつまで様子見だ よく見な
いつの間にか用済みさ とっくにな
排気ガス 撒き散らす 恥知らず
弾き出す 電卓 かき乱す
愛し合う 理解し合う 君がくれた
円都のCriminal Spirituals
なんでわかんないんだ
黄色い線を超える ハートビート
テレビやメディアには映らない
暗闇に目を瞑らないで
なんでわかんないんだ
冷めない熱を込める 魔法瓶
怒りのポエトリーに漲るは
歪みのハーモニー
あざとい詐欺師のセオリー
選挙に行くハロウィン
笑えないパロディ
貪り続けては悪魔とキス
心までもメタボリックな
マゾヒズムへアトミックボム
あと幾つ夜を超えて
守り抜く今で どこへたどり着く
つもりなのか マトリックス
いやバッドトリップ
メランコリックにさせる
あいつらの理屈 耳を塞げ
過去に住むつもりはないさ
ガソリンの香り
強きに従い 弱きものに唾吐き
歴史も上書き保存して
目くらまし 鼻歌交じりネクロマンシー
群がり くだまき 羨み
爪弾きにして何も生まない
求めるばかりで与えぬままにいるなら 愛を知ってください
横行するデマゴーグ
翻弄するテーマソング
真っ黒けっけの御手手の野箆坊
てかもう俺らを弄んでんだろう
抜け出そう
合ってるのか
間違ってるのか
わからなく
させて
どっちつかず
考えさせないで
おけばいいんだ
まるでインセプション
なんて簡単に感染
してしまうんだろう
逃げちまうんだろう
いつのまに目の前にWar I need
排気ガス
撒き散らす
恥知らず
弾き出す
電卓 かき乱す
愛し合う 理解し合う
君がくれた円都の
Criminal Spirituals
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7. |
VIBLE feat.DJ SHUN
04:47
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「VIBLE」
見るということを
知らなかったら
真っ暗な世界でも
怖くなかった
聴こえる音に向かって泳ぐ
飽きたら浮かんで空と遊ぶ
時計なんかない時を過ごし
自分すらもない意識を持つ
大きな大きな海で揺らぐ
小さな小さな君がいた
元は誰もが乳飲み子
母の祈りを受け 同じ時を生き
一人一つの命と
短くも長い道のりを行こう
笑えないことばかりの世の中にも
眠れない子供たちの傍で
物語を読んでくれる
人の明かりを絶やさないよう
願いましては 平和の一部となり
隣の人と手と手をつなぎ
終わりのない 平和を祝おう
英雄はいらないんだよ
とうにもう武器は捨てた
今更持つ気もないさもういい
自薦は苦手だが他薦なら
俄然得意で
どうにも涙もろい
それはそれはひっそりと
咲く花のような人々
生きてりゃあるよ そりゃ色々
でも前を見る瞳よ
押しに弱く すぐにコクリ
求め過ぎず 奪われることも多い
でもいざとなれば戦うよ
突き上げる拳
心に炎を灯し
北緯三十六度
東アジアに
咲く花を誇ろう
この星の 日の本の
上も下も右も左も
老いも若きも
生きとし生けるもの
目に見えぬ全てをも包み込もう
君は何を重んじる 何かを軽んじて
論じたとしても無力さを思い知るだろう
ここにいる愛や死を前に
そこに理由をつけ どこに行く
通り過ぎたのか
いや真っ最中だろう
この世界の儚さを
ポケットに詰めて
和ませる空気の顔
笑わせる勇気の名を 救いの波動
すぐに飛ばそう 赦しの魔法
水に流そう
神様に会釈 幽霊に気を使う
物にぶつかって謝る
花や木々を思いやる
違う角度や言語で語る者と分かり合う
道を探そう
道を探そう
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8. |
物語を始めよう
03:34
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「物語を始めよう」
目を覚ませ その体に君を宿し
物語を始めるのさ
何が僕らを昂らせるのか
知らないのか 教えてあげようか
この世はそうさ おもちゃのようだ
あの世があるのかよりもほら
広がる空の向こう側へ行こう
鍵を挿し 開けるドア
幸か不幸か この世界はボタン操作無効さ
でもそれがどうした?
見えない未来が怖いって
見えないからこそ怖くもない
そりゃ童話のようにゃ 甘かないけど
どうなることやら わからないから
面白いのさ この広い空に届けたい
その命の名
さよなら
痛みなら出て行け
僕の世界から
そんなのは
いらないただ
夢を覚まさないままに
生きてたいから
さよなら
痛みなら
出て行け
君の世界から
そんなのは
いらないただ
夢を覚まさないままに
生きてたいから
飲むと怒られちゃうのはコーラ
それじゃ閃いちゃうのはソーダ
君の半分以上はウォーター
柔らかくて固くて見えなくて
できてもできてない果物は蜜柑
パンなのに食べられないフライパン
寝ていたのにたっていたのは時間
謎だらけだよ
坊ちゃんお嬢ちゃん
花屋で一つずつしか買えない
花はバラの花
川なのに晴れた夜の空に
浮かぶよ天の川
玉なのに転がらずに飛んでいくのは
シャボン玉
さよなら
痛みなら出て行け僕の世界から
そんなのはいらないただ
夢を覚まさないままに
生きてたいから
さよなら
痛みなら出て行け君の世界から
そんなのはいらないただ
夢を覚まさないままに
生きてたいから
飲むと怒られちゃうのはコーラ
それじゃ閃いちゃうのはソーダ
君の半分以上はウォーター
柔らかくて固くて見えなくて
なくてはならなくて なんて儚くて
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