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1.
「空よりも青く」 雲は分厚く 影は色濃く 木陰が優しく 雲は分厚く 影は色濃く 木陰が優しく ああ君よ 空よりも青く くらくらとアスファルトに焦がれる 蜃気楼のゆらめきの向こうにある 秘密基地にいる束の間の自由人 まるで世界の中心 ケセラセラのせせらぎに身を委ね からからの喉を潤わせるソーダ水 のらくらと暮らす 探られる腹もない奴らの ストリートファンタジー 過ちも後悔も渡さないなんて 欲張りな俺たちの風立ちぬ 形なき価値を見る鎌鼬の瞳よ マンマミーア 箍も枷も羽目も外し はしゃぎ過ぎて蕩けてるアイスクリーム 花火のように美しくは散れずに 眠りへとタイムスリップ 目が覚めるとベッドにいない君 探されるのはもっと後でいい リズミカルな唇に意味はなくていい 月見る君ドリーミング 目が覚めるとベッドにいない君 探されるのはもっと後でいい リズミカルな唇に意味はなくていい 月見る君ドリーミング 雲は分厚く 影は色濃く 木陰が優しく ああ君よ 空よりも青く 雲は分厚く 影は色濃く 木陰が優しく ああ君よ 空よりも青く 生きるのが下手 だが大人びた 体で頭の中はまだ 子供のままのような所があった うたた寝してた 赤くほっぺたに 跡がついた 笑われた モタモタとしてたくて 駄々を捏ねた贅沢なる怠惰
2.
Beacon 03:46
「Beacon」 消えた星の光が見えるみたいに 君といたい 雨が降り 風が吹き 種落ち 花咲き 光となる 燃えさかり 空に触れ 君に溶け 微笑み ふわりと舞う いつの間にこんなに遠い所へ 来ていたんだろう 不意に 始まりもまるで昨日のことのように 感じたんだよ 不思議 岩を削る川の流れ 海へ出ずるは 誰の為 過ぎし月日 物の哀れ いや それはそこにあるだけ? 皆を乗せて星よ回れ 次に会えるその時まで この体でいられるかわからねえが頼んだぜ 元いたところへ戻ることもなく 俺たちを置き去りにしたとしても物語は続く 過去は既になく 未来は未だなく 今だけがそこにある 雨粒と雨粒の間よりも短く 死ぬことも知らず この地に降り立ち 気づいた時には涙を流した 命が織り成す音楽みたいな 心のありかは今もここにある 明日なんてわからないから まだ大丈夫さ だから行こう 飛行機のように 彦星のように 火の鳥のように 広い空をひとっ飛び これから僕らどこに行き 何をしよう 好きなように生き 死ねばいい ここは風の通り道 だけど同時に脳裏によぎる大切を 灯火や方位磁針とし 今日を生きる 向こう岸には程遠い 雨が降り 風が吹き 種落ち 花咲き 光となる 燃えさかり 空に触れ 君に溶け 微笑み ふわりと舞う 消えた星の光が見えるみたいに 君といたい
3.
Bloom Rain 04:21
「Bloom Rain」 人混みに紛れられぬダイアモンド みたいな物を精製し 研磨 不可逆の変化と喧嘩するこの命 果てるまで 屍が転がるこの場所 亡霊は足を引き摺る 「超えてくれるな」 「ごめん 悪い 閻魔には追い返された 行く所もねぇんだ」 柔らかい所曝け出して生きてる 変わらないものを求めて手にして 離さないよもう なのに壊して まだ探してる 雨ざらしだよ傘はない 蜘蛛の糸は絡まり 空回り 自らを嘲笑いながら立ち上がる 正気の沙汰じゃない 思い出が綺麗でも再生させてないで 泣いてないで おいでよBloom Rain せめて足掻いてもがいて 未来で腹痛い程 笑いてぇ 満月のミラーボールの下で踊る あなたしか知らない本当の名前を 呼んで抱き締めていて Bloom Rain 満月のミラーボールの下で踊る あなたしか知らない本当の名前を 呼んで抱き締めていて Bloom Rain 必ず同じ所で立ち止まる 逆らえそんなとこで何を待つ? Bloom Rain 俺はどうせその他大勢 などと言うな少年 真正面から 信じれるかどうかこそ 魔法で作用点 魅せてやろうぜその可能性 名誉などくれてやる 敗北も受けて立つ プライドも捨てて まず全てやる 抜け目なく付け狙う 暗闇すら連れてダンス 拗ねてぐれてるな 触れて また消えた夢で会う あなたが微笑んでるから 進めてるんだと許せるんだよ 夢でなく キャラじゃない ただ生身の我が身 裸足の私 名無しの魂 仕方ないキリはないで 終わらない しがらみ切り離し 道はないが行きなさいな 良いか悪いかよりも 不確かな明日しかない しがないがしかし少しでも 確かな死に価する 小さな実をつける Bloom Rain 満月のミラーボールの下で踊る あなたしか知らない本当の名前を 呼んで抱き締めていて Bloom Rain 満月のミラーボールの下で踊る あなたしか知らない本当の名前を呼んで 抱き締めていて Bloom Rain 必ず同じ所で立ち止まる 逆らえそんなとこで 何を待つ? Bloom Rain 小さな実をつける Bloom Rain 降りしきり 咲き誇る Bloom Rain
4.
「優しくして」 優しくして優しくして優しくして uh 真白な桃に包まれた闇の中に 引きずり込まれるように 熱き血潮は行き着く先を知る 鳥たちが飛び方を知るように オートマティック 大人びることもない 知識もなく事足りる どこだってきっと打てば響く 愛で撫で 爪弾けば迸る 歪ませたいのさ その表情をもっともっと 喉を通る 唾とベルトの音と どうしようもない程の鼓動と 盗み出された一つになるキュリアス 犯人は目の前にいる 罪なるグルーヴを生み出す 高まれば壊してまた作り出す フリージャズ 奏でるバイオリン 女神のように闇夜に舞い降りる そのメロディーを掴み取りたいんだ 何より今を逃さないように 耳元で息を呑む君の声を 聴かせておくれ 揺さぶって かき乱して 運命を貫いてくれ 神様のセックスフレンド E=mc2 生身の体に持つ エネルギー量 92の元素の 世界の不思議の一つを一緒に見よう ゼロからトップ アクセルを踏み続け 空気の壁を破り 突き進め 分厚い雲を掻き分けて この星の青さを確かめて 瞬間移動や遊覧飛行のフライトへ uh 繋ぎ止めた鎖を捨てた唸り声 uh リズムアンドブルースからロッケンロール ハウス クラシック テクノ ポップ 同じ速さでもリズムやメロディ 二回目と三回目の向こう ブレイクダンスからヒップホップ コンテンポラリーにポップ ロック どう踊るのかは描いてない 思い尽きるまでの幻想をもっと 海は凪ぎ 魚になりたかった 堕落した天使たちの吹き溜まりを 月明かりが照らした 悔いはない 焦げついた粘膜は 風を感じていたいと願った 熱帯夜 夢でまた出会った 優しくして 優しくして 優しくして uh 怒らないで 嘆かないで 皮肉らないで 叩かないで 騒がないで サンドバッグやATM アンドロイドや 肉の塊でもない 優しくして 笑いかけて 話をして 触ってみて
5.
Morse Code 04:12
「Morse Code」 ここには何もない いや 何もないがある それは教わることのできないもので 何もないがある そのことを知らないと 街は少しずつ色を失くして行く 何もない がある 何もない はある 何もない を 失くさないようにしないと 目に映る全てに値札の付いた バカになっちゃうよ ツーツーツーツー ツーツーツーツー ツートンツートン トンツー ツートンツーツートン ツーツー 縛り付けるどころか いつまでもほったらかしにして 今までどこに行ってたんだよ? でもこうしてまた会えたから それでいい むしろそれがいいのかも 君には自由の匂いがする 思い通りに動くこともないだろうし 動いてくれるとも思ってないんだろう? でももし困ったことがあったら 言ってくれよ できることなんて たかが知れてるんだから 少しくらいの迷惑は かけてくれていいんだ ツーツーツーツー ツーツーツーツー ツートンツートン トンツー ツートンツーツートン ツーツー 川沿いを歩いていると 時々 黄色いポールが立っているの わかる? そこから先には行かないようにって でもある夜 ふとその先に行ってみたことがあるの 雨でも降れば 河の一部にでもなってしまいそうな ぬかるみを行くと 音楽が聞こえてくるの 明かりが見えてくるの そうして近づいてみると 鬼たちがお祭りをしていたの 歌ったり踊ったり ご飯を食べたり お酒を飲んだり 角が生えているだけで 人間と何も変わらないの むしろ人間よりも 優しくて楽しそうだった ちょっと音が大き過ぎたから 遠目に見たり 近づいてみたりしながら 朝日が登るまで一緒に遊んでいたの 朝になると 不思議と角は 見えなくなって みんなどこかへ消えて行ったの あの鬼たちはどこへ行ったのかな ひょっとしたら 今日すれ違った人たちの中にも 鬼がいたかもしれないな ツーツーツーツー ツーツーツーツー ツートンツートン トンツー ツートンツーツートン ツーツー
6.
「Criminal Spirituals」 Shh Shh Criminal Spirituals 戦争のない国ではしゃぎ過ぎて 黙らされた子供たちの敵討ち 誰もが幸せになれる社会主義はなかった 不透明な先行きと変わらぬ 暮らし向きでも饒舌な語り口の 飼い主に相槌 成り行き任せ 這いずり回り 心までも叩き売り 遮二無二遣り繰りでも毎月 背水 まとわりついたしがらみにかきむしる 髪の毛 錆び付いたナイフに気づかない振りは もうタイムリミット ハイスピードでハイブリッドな 毒林檎売りが この星を乗り回す操縦士さ アルミ燃ゆる火は 見てられない 夏の猛吹雪か 死亡遊戯か 鳥獣戯画 どう言う意味か 要するにまあ 切り捨てられた 少数以下同文みたい いつまで様子見だ よく見な いつの間にか用済みさ とっくにな 排気ガス 撒き散らす 恥知らず 弾き出す 電卓 かき乱す 愛し合う 理解し合う 君がくれた 円都のCriminal Spirituals なんでわかんないんだ 黄色い線を超える ハートビート テレビやメディアには映らない 暗闇に目を瞑らないで なんでわかんないんだ 冷めない熱を込める 魔法瓶 怒りのポエトリーに漲るは 歪みのハーモニー あざとい詐欺師のセオリー 選挙に行くハロウィン 笑えないパロディ 貪り続けては悪魔とキス 心までもメタボリックな マゾヒズムへアトミックボム あと幾つ夜を超えて 守り抜く今で どこへたどり着く つもりなのか マトリックス いやバッドトリップ メランコリックにさせる あいつらの理屈 耳を塞げ 過去に住むつもりはないさ ガソリンの香り 強きに従い 弱きものに唾吐き 歴史も上書き保存して 目くらまし 鼻歌交じりネクロマンシー 群がり くだまき 羨み 爪弾きにして何も生まない 求めるばかりで与えぬままにいるなら 愛を知ってください 横行するデマゴーグ 翻弄するテーマソング 真っ黒けっけの御手手の野箆坊 てかもう俺らを弄んでんだろう 抜け出そう 合ってるのか 間違ってるのか わからなく させて どっちつかず 考えさせないで おけばいいんだ まるでインセプション なんて簡単に感染 してしまうんだろう 逃げちまうんだろう いつのまに目の前にWar I need 排気ガス 撒き散らす 恥知らず 弾き出す 電卓 かき乱す 愛し合う 理解し合う 君がくれた円都の Criminal Spirituals
7.
「VIBLE」 見るということを 知らなかったら 真っ暗な世界でも 怖くなかった 聴こえる音に向かって泳ぐ 飽きたら浮かんで空と遊ぶ 時計なんかない時を過ごし 自分すらもない意識を持つ 大きな大きな海で揺らぐ 小さな小さな君がいた 元は誰もが乳飲み子 母の祈りを受け 同じ時を生き 一人一つの命と 短くも長い道のりを行こう 笑えないことばかりの世の中にも 眠れない子供たちの傍で 物語を読んでくれる 人の明かりを絶やさないよう 願いましては 平和の一部となり 隣の人と手と手をつなぎ 終わりのない 平和を祝おう 英雄はいらないんだよ とうにもう武器は捨てた 今更持つ気もないさもういい 自薦は苦手だが他薦なら 俄然得意で どうにも涙もろい それはそれはひっそりと 咲く花のような人々 生きてりゃあるよ そりゃ色々 でも前を見る瞳よ 押しに弱く すぐにコクリ 求め過ぎず 奪われることも多い でもいざとなれば戦うよ 突き上げる拳 心に炎を灯し 北緯三十六度 東アジアに 咲く花を誇ろう この星の 日の本の 上も下も右も左も 老いも若きも 生きとし生けるもの 目に見えぬ全てをも包み込もう 君は何を重んじる 何かを軽んじて 論じたとしても無力さを思い知るだろう ここにいる愛や死を前に そこに理由をつけ どこに行く 通り過ぎたのか いや真っ最中だろう この世界の儚さを ポケットに詰めて 和ませる空気の顔 笑わせる勇気の名を 救いの波動 すぐに飛ばそう 赦しの魔法 水に流そう 神様に会釈 幽霊に気を使う 物にぶつかって謝る 花や木々を思いやる 違う角度や言語で語る者と分かり合う 道を探そう 道を探そう
8.
「物語を始めよう」 目を覚ませ その体に君を宿し 物語を始めるのさ 何が僕らを昂らせるのか 知らないのか 教えてあげようか この世はそうさ おもちゃのようだ あの世があるのかよりもほら 広がる空の向こう側へ行こう 鍵を挿し 開けるドア 幸か不幸か この世界はボタン操作無効さ でもそれがどうした? 見えない未来が怖いって 見えないからこそ怖くもない そりゃ童話のようにゃ 甘かないけど どうなることやら わからないから 面白いのさ この広い空に届けたい その命の名 さよなら 痛みなら出て行け 僕の世界から そんなのは いらないただ 夢を覚まさないままに 生きてたいから さよなら 痛みなら 出て行け 君の世界から そんなのは いらないただ 夢を覚まさないままに 生きてたいから 飲むと怒られちゃうのはコーラ それじゃ閃いちゃうのはソーダ 君の半分以上はウォーター 柔らかくて固くて見えなくて できてもできてない果物は蜜柑 パンなのに食べられないフライパン 寝ていたのにたっていたのは時間 謎だらけだよ 坊ちゃんお嬢ちゃん 花屋で一つずつしか買えない 花はバラの花 川なのに晴れた夜の空に 浮かぶよ天の川 玉なのに転がらずに飛んでいくのは シャボン玉 さよなら 痛みなら出て行け僕の世界から そんなのはいらないただ 夢を覚まさないままに 生きてたいから さよなら 痛みなら出て行け君の世界から そんなのはいらないただ 夢を覚まさないままに 生きてたいから 飲むと怒られちゃうのはコーラ それじゃ閃いちゃうのはソーダ 君の半分以上はウォーター 柔らかくて固くて見えなくて なくてはならなくて なんて儚くて

about

ラッパー・スポークンワーズアーティストのなのるなもないと、プロデューサー・トラックメイカー のYAMAANが共作アルバム『水月』をリリースする。
なのるなもないは2002年頃から志人とのユニット「降神」として活動。日本語のヒップホップの 言語表現の枠を大きく拡張してきた。ソロでは「 melhentrips」「アカシャの唇」などの作品を 発表し、日常の中にある小宇宙を詩的な感覚ですくいあげて、ラップやスポークンワーズという形 で表現してきた。
YAMAANは降神や多彩なアーティストが在籍するクルーTemple ATSのメンバーとして活動を開 始。アンビエントやヒップホップ、ハウスなどを行き来しながら活動し、’20年に『幻想区域EP』 を発表。’21年にはアンビエントとメンフィスラップにインスパイアされたCHIYORIとの共作 「Mystic High」を発表した。
なのるなもないとYAMAANは2005年の”melhentrips” 収録の“shermanship” をはじめとして多 くの楽曲を生み出してきたが、今回が初の共作アルバムとなる。タイトルの「水月」から想起され るように、しなやかで静的なムードも漂うトラックの上で、なのるなもないの小宇宙が展開する 作品となった。
瑞々しいニューエイジアンビエント的なサウンドと真夏の白昼夢のようなリリックでアルバムの幕 をあける『空よりも青く』や、躍動的なビートの上で生命や時間についての考察、死生観をも感じ させる詩が力強く歌われる『Beacon』。ディープハウスに官能的なリリックとスクラッチが心地 よく刻まれる『優しくして』、不条理で暴力的な社会に対するリリックをトラップサウンドの上 で綴った『Criminal Spirituals』など、なのるなもないとYAMAANの様々な側面が表現された8 曲入りのアルバムとなっている。
アルバム中の2曲にはTemple ATSのメンバーでもあり、数々のDJバトルでも実績を残してきた DJ SHUNがスクラッチで参加。楽曲の世界観に呼応した音楽的でスキルフルなスクラッチを演奏 してくれている。
アルバムのオリジナルアートワークは尾道在住の画家、白水麻耶子。深い緑の森や水辺のような不 思議な心地良さを持った絵画が「水月」の世界観を押し広げている。
そしてオリジナルアートワークをもとにデザイナーTakara Ohashiがディレクションを担当。今回 モノとしてリリースする面白さを大切にしたいという意向を汲み、箱庭型に組み立てが出来るジャ ケットを監修してくれた。
本作は自主レーベル「studio melhentrips」からの記念すべき第一作。フィジカルはCD、デジタ ルはBandcamp、ストリーミングにて発表となる。

Rapper and spoken word artist Nanorunamonoi and producer and beat maker YAMAAN present their co-produced album "Suigetsu".

Nanorunamonai has been active in the unit "Origami" with Sibitt since around 2002, greatly expanding the boundaries of Japanese hip-hop's linguistic expression. As a solo artist, he has released works such as "melhentrips" and "Akasha No Kuchibiru," expressing himself with both rap and spoken word, picking up the microcosms in everyday life with a poetic sensibility.

YAMAAN began his career as a member of Temple ATS, a crew that includes Origami and a variety of other artists. In 2020, he released the “Gensou Kuiki EP" and in 2021, he released "Mystic High," a collaboration with CHIYORI inspired by ambient music and memphis rap.

YAMAAN and Nanorunamonoi have produced a number of tracks together, including "shermanship" from 2005's "melhentrips," but this is the first time they have collaborated on a full album. As the title "Suigetsu" suggests, the work represents one of Nanorunamonai's microcosms, drifting through its runtime with a mood of elegance and stillness.

The album opens with “Bluer than Our Sky” with its fresh new age ambient sound and midsummer daydream-like lyrics, while "Beacon" is a powerful poem over a lively beat that reflects on time and the idea of life and death. Over the course of the eight-track album, we experience various dimensions of Nanorunamonoi and YAMAAN, including the deep house sound with sensual lyrics and scratching on “Be Kind...”, and lyrics about an absurd and violent society over a trap beat on "Criminal Spirituals".

DJ SHUN, who is also a member of Temple ATS and has proven himself in numerous DJ battles, scratches on two of the tracks on the album. His musical and skillful scratches respond to the world view of the tracks.

The original artwork for the album is by Mayako Hakusui, a painter living in Onomichi. The paintings, which have a mysterious comforting feeling like a deep green forest or shoreline, expand the world view of "Suigetsu".

Designer Takara Ohashi is in charge of direction based on the original artwork and supervised the design. The jacket, which can be assembled into a boxed garden, emphasizes the enjoyment of releasing the album as a physical object.

This is the first work from the independent label "studio melhentrips". The physical version will be released on CD, and the digital on Bandcamp and streaming.

credits

released October 10, 2023

Lyrics by なのるなもない
Produced by YAMAAN
All songs recorded @ Studio Melhentrips
All songs mixed by YAMAAN
Mastering by YAMAAN
Track4&6 Scratches by DJ SHUN
Track5 Chorus by toto
Original Artwork by 白水麻耶子
Design by Takara Ohashi



2023 Studio Melhentrips
SMT-001

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